お米屋さんの昼メニュー
梅雨時や秋口のように天候不順で疲れがからだの隅に居座っている時には、お茶漬けが美味しく感じられる。胃腸が無理に働かなくても、体の中を流れて行ってくれる感じがありがたい。会社のお昼ご飯にお茶漬けを用意するときは、いろいろな食材を組み合わせて自分の好みの味わいを創ることを、みなで楽しむ。今回は名店のお茶漬けをセレクトしたdanncyuのムック本を参考にした。味と見た目のバラエティを豊かにするヒントを一度しっかり学ぶと、あとは応用が利きそうだ。今年の先行きのわからない不安さはお茶漬けと一緒に流し込んで腸内細菌に処理してもらおう。
*納豆と香味野菜の青唐もろみ和え茶漬け
ひきわり納豆に青唐もろみを和えたもの、それに山形の出し(香味野菜と糸コンブの刻み漬物)を白米の上で合体させて、煎茶を注ぐ。野菜やもろみの旨味がほどよく煎茶に流れ出し、いくらでもお代わりできる旨さである。
*鯛茶漬け
鯛は胡麻だれと合うことを、このムック本で知った。写真では大葉を散らしただけだが、みょうがやカイワレを加えるとさらに口の中で香りが膨らむ。ほうじ茶を注ぐと胡麻の香ばしさが引き立つ。
*海苔梅茶漬け
お茶漬けは、できるだけ美味しい海苔で味わいたい。磯の香りをさっと焙って引き立たせ、シンプルに梅干しと炒りごまをお供に煎茶を加えてさっと頂く。海苔の香しさだけで満足感を味わえる。
今回のお米屋さんの昼ごはんは「お茶漬け三種」でした。