山形県真室川町
真室川の位置
真室川って聞いたことあります?
僕は高橋剛さんと会うまでは、
一度も聞いたこと無い地名でした。
真室川の方に土地の自慢をしていただくと、真室川音頭、あゆ、山菜、梅などの話しが出てきますが、もう日本中で真室川にしかないってものは、一つもありません(たぶん)。
昔は奥羽本線が、東京から秋田へ向かうメインルートでしたが、今や新幹線が別ルートになり、奥羽本線は、奥羽線に格下げになり、普通列車が、2時間に1本しか、走っていません。
名所旧跡の類も、有名なものはありません。そんな真室川だからこそ、ありあまるほど豊かなものが残っています。
山菜の宝庫
町内を貫く真室川(最上川の支流です)は、東北一の清流として環境省に認定されました。
あゆやかじかは今でも重要な蛋白源です。 春の山菜は、町中でいくらでも採れます。
特にワラビは、太くて柔らかくておいしいので、県内外から不法侵入者が後をたちません。
秋のキノコやあけびも、ちょっと足を伸ばせば、採り切れないくらいです。
こんな真室川のお米って、どうよ!
究極のコシヒカリを生み出す絶妙な自然環境
山場米という言葉があります。
中山間地のお米、という意味です。
一方平地のお米は平場米。 お米問屋が価格を付けるとき、昔から山場米の方が高い値がつきました。 中山間地の特徴は、昼夜の寒暖差が大きいことです。
その結果、夜の寒さに稲が適応するため、糖分をためこむようになり、また、表面にたくさんの凹凸ができるため、米を炊いた時の旨み(ねばねば)が、まといつきやすいのです。 それに加えて、米のできの良し悪しを決めるのが、水です。
そういうわけで、今や山形では、庄内平野の米どころより、真室川を含む、最上郡の米のほうが、(わかっている人には)高い評価を得ているのです。