「高橋親子のコシヒカリ」について

日本の良食味米の最高峰。現在栽培されているほとんどのうるち米の元祖となる品種です。
1955年に福井県農業試験場で開発されましたが、新潟県で栽培方法が研究され、新潟米を一躍ブランド米に押し上げる立役者になりました。
特徴の強い甘味と粘り気はもち米のDNAがもたらしたものと言われています。
1990年代までは山形県が生産北限でした(コシヒカリの作れなかった秋田県でコシヒカリそっくりのお米として開発されたのが、あきたこまち)。
お米も果物と同じように生産限界の厳しい環境が甘味を引き出します。
今でも山形産のコシヒカリは最高評価を維持しています。

生産者
高橋直樹(たかはしなおき)さん

直樹さんの「ヒメノモチ」

今年のもち米は10年ぶりに高橋直樹さんの作る「ヒメノモチ」復活です。
1972年農林水産省東北農業試験場で開発された我が国良食味もち米のトップバッター品種です。
昨年までの「でわのもち」に比べ、米粒が大きく、蒸して餅に搗くと、伸びの良さと餅質の柔らかさと光沢の艶やかさが程よく合わさり、“本当に良い餅を食べた”という満足感を得られます。

直樹さんの作る「ヒメノモチ」はこれらの特徴に、有機自然農法による生命力=コシの強さが加わります。
絶品です。まずは餅に搗いて、おもちそれ自体を心行くまで味わってください。
そしてかやくご飯の具材を合わせて蒸す、五目おこわにしても、思わずため息が漏れる美味しさです。